夜尿症の多くは自然に治っていくことが多く、また夜尿が身体に悪影響を及ぼすものでないことから、放置されることが多いようです。しかし、夜尿症のため学校行事に参加できなかったり、子どもさんが自分に自信をなくしたりして、心理面・社会面・生活面に様々な影響を与えることがあります。なるべく早く治療を行って、少しでも早く治してあげることが必要かと思います。
当院では、夜尿症の診断にあたり以下の検査を行います。夜尿がある子どもさんの5~10%程度に夜尿症以外の病気がみつかることがあります。その他に問診、昼間の排尿記録、夜尿日記をつけてもらい、主な夜尿症の原因を特定します。
おねしょの治療にとって、生活指導はたいへん重要です。まずは「起こさず、怒らず、焦らず」の3原則を守りましょう。これに加え、規則正しい生活(夜ふかしや朝寝坊をしない)、水分摂取リズムの調整、冷え症状への対応、昼間のおしっこ我慢訓練等をご指導いたします。生活指導で改善しないような場合は、小学生以上のお子様には夜尿症の原因に合わせて、薬物療法や夜尿アラーム(夜尿を知らせるブザー)による治療を行います。
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